【 東京から出雲大社】飛行機・新幹線・寝台列車を比べてみた!
今回は東京から出雲大社への行き方を、比較したいと思います。
出雲大社は縁結びのパワースポットとして有名で、訪れる方も多いと思います。山陰に位置する観光地で、割と辺鄙なところにあります。東京からだろ飛行機、新幹線+在来線、寝台特急と3種類の中から移動手段を選ぶことができます。(夜行バスも東京から出ていますが、私が使用したことないので割愛します。。)
今ではかなり珍しい、JRの寝台特急に乗って訪れることができる場所となっています。私も訪れたことがあるので、利用したことがある寝台列車、飛行機、新幹線の移動手段を比べてみようと思います。
この記事は下記のような方に向けて書かれています。
- 出雲大社に訪れる予定を考えている方。
- 出雲までの行き方を比べたい方。
- 国内旅行を検討されている方。
私の実体験も含まれているので、コロナが落ち着いた頃の参考にしていただければと思います。
出雲大社
出雲大社は縁結びでとても有名な神社で、島根県出雲市にあります。パワースポットブームもあってか、若い人も多く訪れている印象がありますね。
また、東京の六本木にも分社があります。かなりこじんまりしていますが、人出はあります。
3種類のルート
東京から出雲市へは、公共の交通機関を利用すると3種類の行き方があります。それぞれ時間・費用・おすすめできる人をご紹介したいと思います。
寝台特急「サンライズ出雲」で移動
最近ではめっきり減ってしまった定期の寝台特急が走っています。ブルートレインも廃止となり、唯一残っているのが、この出雲に向かう「サンライズ出雲」と、この列車に連結されて香川県高松市へ向かう「サンライズ瀬戸」です。出雲市駅では電車の先頭をバックにご当地キャラの「しまねっこ」のパネルと写真を撮ることができます。
「サンライズ出雲」の所要時間をまとめておきます。
サンライズ出雲(時刻表) | 東京駅 | 岡山駅 | 米子駅 | 出雲市駅 |
下り:東京→出雲市 | 22:00発 | 6:34発 | 9:05発 | 9:58着 |
上り:出雲市→東京 | 7:08着 | 22:34発 | 19:56発 | 18:51発 |
東京を夜出発して出雲市に朝到着できるので、朝から時間に余裕を持って行動できます。これが寝台特急のメリットですね!
シャワー室もついています。乗車後に車掌よりシャワーカードを¥330で購入して利用可能です。売り切れとなる場合があるので購入はお早めに。
続いて「サンライズ出雲」の部屋の種類と料金をまとめます。
部屋の種類 | 表記 | 寝台料金(1部屋あたり料金) | 乗車券・特急券込みの料金(東京駅〜出雲市駅) |
サンライズツイン(2人用個室) | B2 | ¥15,400(2人分の料金) | ¥30,910 |
シングルツイン | B1 | ¥9,600(補助ベッドは+¥5,500) | ¥25,110 |
シングル(1人用) | B1 | ¥7,700 | ¥23,210 |
ソロ(1人用) | B1 | ¥6,600 | ¥22,110 |
シングルデラックス | A1 | ¥13,980 | ¥29,490 |
ノビノビ座席 | 指 | 不要 | ¥15,510(乗車券+特急券の料金) |
※2020年1月現在の料金。
個室の料金に加えて、普通乗車券:¥12,210+特急券:¥3,300=¥15,510が発生します。ノビノビ座席と呼ばれるカーペット敷きのシートは、寝台料金が不要です。
個室を利用する場合は、料金は高めですが、快適な旅が楽しめます。個室が多いので女性一人の乗車でも安心です。(写真はソロの上段です。)
メリット
- 夜間にリラックスしながら移動できるので、時間を有効に使える。
- 個室もあり、一番旅をしている感じになる。
デメリット
- 人気列車なので予約が取りづらい。
- 本数が1日1本。
新幹線+在来線特急「やくも」で移動
新幹線「のぞみ」もしくは「ひかり」で岡山駅まで行き、そこから乗り換えて在来線特急「やくも」に乗るルートです。金額と所要時間をまとめておきます。
東京駅〜岡山駅乗り換え〜出雲市駅 | 指定席の特急料金 | 所要時間 |
新幹線のぞみ+特急やくも | 乗車券:¥12,210+のぞみ指定席:¥6,990+やくも指定席:¥1,470=¥20,670 | 7時間程度 |
新幹線ひかり+特急やくも | 乗車券:¥12,210+ひかり指定席:¥6,460+やくも指定席:¥1,470=¥20,140 | 8時間程度 |
新幹線を利用した移動は、「サンライズ出雲」の個室を利用した時より少し安いです。ただ、移動に時間がかかるので、朝早く東京を出発しても出雲市に到着するのが夕方頃となります。 1日がかりなので日程に余裕がある時でないと厳しいですね。
メリット
- 他の交通機関に比べ、本数が多いので座席は取りやすい。
- 急な日程に対応できる。
- 長距離切符なので、岡山で途中下車可能。
デメリット
- 時間がかかる。朝出発しても到着は夕方となる。
- 直行便はないので、乗り換えが面倒。
飛行機で移動
出雲大社へは羽田空港から飛行機で向かうことができます。ただ、JALとANAで到着地が異なるのでそれぞれご紹介します。また、JAL・ANAで同じ日の時刻と料金を比べています。
JALの場合
羽田空港から飛行機で出雲大社のすぐ近くの空港まで移動することが可能です。出雲市内には、「出雲縁結び空港」があります。
こちらが出雲市の最寄りの空港となりますが、使用しているのはJALのみです。
JALの金額と所要時間をまとめてみます。
JAL(羽田〜出雲空港) | 料金(飛行機:エコノミー+バス) | 飛行時間+バス乗車時間 |
羽田〜出雲空港〜出雲大社 | (早割)¥10,290〜¥16,000〜+¥900(出雲大社前) |
1時間25分+30分 |
羽田〜出雲空港〜出雲市駅 | (早割)¥10,290〜¥16,000〜+¥720(出雲市駅) | 1時間25分+35分 |
JALは1日に5便設定されています。機材はボーイング737型機もしくは中型機のボーイング767型機になります。
1番早い便に乗れば、寝台特急よりも早く出雲大社へ到着できそうです。日程を早くから決めておけば、早割で安く・早く目的地に到着することが可能です。また空港からは、出雲大社へ向かうバスと出雲市駅へ向かうバスが出ています。
ANAの場合
ANAユーザーの方は、米子市にある「米子鬼太郎空港」から向かうことができます。
ANAの場合の金額と所要時間をまとめてみます。
ANA(羽田〜米子空港) | 飛行時間+列車乗車時間 | |
羽田〜米子空港〜出雲市駅 | (早割)¥12,590〜¥17,000〜+¥3,070(米子駅から特急指定席) | 3時間程度 |
羽田〜米子空港〜松江駅〜出雲市駅 | (早割)¥12,590〜¥17,000〜+¥1,000(バスで松江駅まで)+¥1,880(松江駅から特急指定席) | 3時間程度 |
米子空港から出雲市までは、少し時間とお金がかかります。その分、米子や松江周辺の散策に使ってみるのもいいかもしれません。
ANAも1日5便の設定です。同日のJALに比べると少し料金が高めです。機材はエアバス321型機で大きさはボーイング737と同じくらいですが、最新の機材です。
エアバス321型機については下の記事で紹介しています。
飛行機のメリット
- 早割だと他の交通機関よりかなり安くて時間がかからない
- 日帰りすることも可能
飛行機のデメリット
- 天候に影響されやすい
- 気圧の変化で意外と疲れる
まとめ
最後にそれぞれの移動方法は、どういう方におすすめできるかを、まとめておきたいと思います。
それぞれ、おすすめできる方
- サンライズ出雲:旅してる感を出したい方。時間を有効に使いたい方。
- 新幹線+特急「やくも」:日程と時間が取れる方。
- 飛行機:日程が早めに決まり、安く・早く移動したい方。
「サンライズ出雲」は、この3種類の中で一番旅をしている感が出ると思います。実際に乗ってみましたが、個室は快適で、部屋を暗くしてお酒を飲みながら景色を眺めると、旅をしている感じになります。また、夜出て朝到着するので時間も有効に使えます。大学時代に大阪から横浜まで寝台料金のかからない「ノビノビ座席」を利用したことがありますが、静かでパーテーションもあるので、それほど隣が気になることはありませんでした。ただ岡山を過ぎて伯備線に入ると本当に揺れますが。。チケットは人気なので早めの予約が必要です。
新幹線と特急「やくも」の移動は時間がかかるので、日程と時間が取れる方にはいいと思います。
日程を早く決めて安く移動したい方には、早割を利用した飛行機が向いています。飛行機も利用しましたが、国内線はあっという間に到着します。
トラベルサイトは過去にご紹介しています。
コロナが落ち着いた頃に行ってみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。