ニューヨーク市内で【citibike】(シェア自転車)を使ってみた
今日は移動手段としてニューヨークにあるcitibikeを使用したのでこちらを紹介しようと思います。今後ニューヨークに来られる方やニューヨークにいる方のお役に立てればと思います。
この記事は下記のような方におすすめです。
- citibikeを使ってみたいと思っている方
- citibikeの使い方がわからない方
- カスタマーサービスに問い合わせをしたい方
私の失敗やトラブルを含めてご紹介します。
citibike
citibikeとはニューヨーク市内のシェアバイクのことです。マンハッタン、ブルックリン、クイーンズ、ジャージーシティー(ニュージャージ州)にステーション(station)と呼ばれる駐輪所が多数あります。このステーション間で自転車をシェアすることができます。観光で来るような場所にはあちこちでこのcitibikeのステーションやユーザーを見かけます。
citibikeは現在、900を超えるステーションと40,000台を超える自転車を管理しています。また名前はスポンサーである「citigroup」からきています。
自転車が固定さている場所をドック(dock)と呼び、自転車がこのドックに入り、固定されているかどうかで管理されています。
また支払いには必ずクレジットカードが必要となります。
料金
利用料金ですが、ステーションで支払う場合は下記の2通りとなります。
- $12:24時間(Day Pass)→利用時間は1回30分となり、その後15分超過ごとに$4づつ発生
- $24:3日間(3 Day Pass)→利用時間は1回30分となり、その後15分超過ごとに$4づつ発生
こちら2つは決められた期間内で乗り放題、ただし1回の利用で30分を超えた場合は追加料金が発生します。
スマートフォン向けのアプリがあり、こちらからですと上記の他にさらに2つ選択肢が増えます。
- $3:1回(Single Ride)→利用時間は1回30分となり、その後1分超過ごとに$0.15づつ発生
- $169:1年間(Annual Membership)→利用時間は1回45分となり、その後1分超過ごとに$0.15づつ発生
アプリに追加されているのは超過料金が1分超過ごとに$0.15づつ発生します。
とりあえずアプリをダウンロードして、観光で行った場合にはSingle Ride・Day Pass・3 Day Passのいづれかから選択するのがいいと思います。
街を走ればステーションはあちこちに見かけますが、アプリにはどこにステーションがあるか地図で表されるのであらかじめどれくらいの時間がかかるかを調べておきましょう!
利用方法
自転車を出す時
私はSingle Rideを利用したかったのでスマホにアプリをダウンロードして利用しました。このアプリがcitibikeを利用する上で非常に便利でした。
まずは自分のアカウントを登録します。この際に利用詳細がメールで送られてくるので受信可能なメールアドレスが必要となります。
まず近くにステーションがあるかをアプリで調べます。
赤丸部分の切り替えが「Bikes」になっていることを確認します。緑色の表示が自転車の台数が多くある場所、オレンジが台数が少ない場所、赤は自転車が現在置かれてないステーションとなります。
ステーションに到着したらアプリ内にてステーションの場所をクリックします。
この画面はこのステーションはドックが15個あって、現在4台の自転車と1台の電動機付き自転車(Electric)が駐輪されていることを表しています。
「Unlock a Bike」と左下に表示されるのでここをさらにクリックします。最終の支払い実行確認画面が出ますので「Yes Please」を押します。そうすると1・2・3の組み合わせが5桁表示されるので時間内に自転車のドックのボタンを押します。ボタンを押して緑色の表示に切り替わったら自転車を取り出す事ができます。黄色や赤の表示が出たら自転車を変えるか、場所を変えて再度トライしてみましょう。
料金は自転車を取り出してからでないと発生しませんので急がなくても大丈夫です。
また自転車を取り出すとアプリ内の地図左上に利用時間がカウントされるので時々はチェックするようにしましょう!
自転車をドックインする時
目的地に近づき自転車をドックインする時は地図アプリで赤丸部分の表示を「Docks」に切り替えます。
そうすると表示が切り替わり、緑表示の場所は収納可能、オレンジの場所は少しなら収納可能、赤色の場所は収納不可となります。
収納する時も赤色の表示や黄色の表示が出たらやり直しとなります。ドックかステーションを変えて再度トライしてみましょう。
無事に返却されると返却完了のメールが届きます。
自転車について
自転車は3種類あります。前のかごの形が異なっている物と、電動機付き自転車です。
写真の電動機付の物は数がかなり少ないです。ほぼ自転車がフルのステーションでもあって2台くらいしかありません。また充電中なのか使えないものありました。
ただ使ってみるとかなり快適でペダルを漕ぐと後ろから押されている感覚になります。坂道の多い所も楽ちんでした。
この電動機付の物を使用すると追加で$2徴収されます。
またステーションから自転車を取り出す前にはある程度状態をチェックしましょう。乗ってみないとわからないところもありますが、当たり外れがあります。
一度取り出してからの交換はできません。
ニューヨークの自転車ルール
ニューヨークを自転車で走る際のルールご紹介しておきます。
- 車道を走る(バイクレーンを走る)、歩道の走行は禁止
- 右側通行(一方通行の逆走など要注意)
- ながら運転禁止(ヘッドホンやイヤホンをしての運転は禁止です)、スマホを操作する時も一旦停止しましょう。
これらがルールとなります。
実際に走ってみた感想ですが、ニューヨーカーの自転車をこぐスピードはけっこう速いです。
トラブル・こんな時は
この土日にcitibikeを使用しましたが、上手く使えなかったこともあったので実際に起こったことと対処法を紹介しておきます。
自転車が取り出せない
最初のステーションで自転車を取り出そうとしたところ取り出すことができませんでした。他のユーザーさんもいたので聞いたところ同じようなトラブルが起こっていました。
結局近くにある別のステーションから自転車を取り出すことができました。料金は自転車を取り出してから発生するので、どうしようもない時は別のステーションを探しましょう!
またステーションに自転車があるのに、アプリ上で自転車の数が0台となっている場合は、アプリを利用して取り出すことができませんでした。ステーションとアプリの連動には時間差があるみたいなので時間をおくか、他のステーションへ行った方が良さそうです。
自転車をしまうことができない
今度はステーションのドックに自転車を上手くしまえない場合(ランプが点灯してロックがかからない場合)ですが、この場合は同じステーション内でドックを変更してトライしましょう。
ステーションに自転車がない、もしくはいっぱい
こういった状況もよくあります。当たり前ですが自転車を借りかったのにない場合は最寄りのステーションを見つけて探すしかありません。
また返したいのにドックがいっぱいの場合もありますので返却時間には余裕を持つことをおすすめします。
カスタマーサービス
全て英語のページにはなりますが何かあった場合はcitibaikeのヘルプセンターのページで確認することが可能です。ヘルプセンターのページは下記のボタンをクリックすれば入れます。
またカスタマーサービスの電話番号:855-245-3311へ電話をかければオペレーターと直接話しをすることができます。
日本語での対応を希望する場合、まず自動音声につながるので「For English Please Press 1」と言った後に「1」を押します。そうすると英語を話す現地のオペレーターが電話に出てくれます。ここで「Can I speak Japanese please ?」と言うと日本人の通訳を介して対応してくれるようになります。
スマホアプリから料金が上手く支払えなかった時にこの手順で解決することができました。トラブル時や急いでいる時は日本語での対応がありがたかったです。
感想・まとめ
実際にcitibaikeを利用した感想ですが、ニューヨークの移動には最適です!観光地であれば走行中も至る所でステーションを見かけました。
自分が安全運転に気をつけていればブルックリン内で怖い思いをすることもありませんでした。治安の面もありますので移動はステーションがあるエリアに絞った方がいいと思います。
現在はコロナウイルスの影響で公共の交通機関をあまり利用したくなかったのでいい乗り物を見つけたと思っています。
もし観光でニューヨークを訪れて際にはまた使ってみたいと思う乗り物でした。
読んでいただきありがとうございました。
「I'm charged up to the time I dock the bike .」
最後にネイティブに聞いたcitibikeのシステムを一言で表す文を書いておきます。